TVアニメ「ソードアート・オンライン」
ハローハロー世界。
ダメダメな精神を支えるのは、いつだって物語なんだ。
そんなわけで本日報告したいのは、こちら!
TVアニメ「ソードアート・オンライン」
電撃文庫の川原礫さんが原作者の、フルダイブ型VRMMORPGを舞台にした、壮大なストーリーを見事アニメ化。
制作年は2012年で、現在でも続編が作られ続けている超人気作です!!
あらすじは例のごとく、公式HPから引用させていただきましょう。
2022年。人類はついに完全なる仮想空間を実現した。
VRMMORPG「ソードアート・オンライン」のプレイヤーの一人であるキリト。
SAOの世界を満喫していた彼は、ログインした他の1万人のプレイヤーと共に、ゲームマスターから恐るべき託宣を聞かされる。
それは、ゲームをクリアすることだけが、この世界から脱出する唯一の方法であること。
そして、このゲーム内でのゲームオーバーは、現実世界での”死”を意味すること。
それが、このゲームの恐るべき全貌であった。
キリトは、いち早くこのMMOの”真実”を受け入れ、パーティーを組まないソロプレイヤーとして、終りの見えない死闘に身を投じていく……。
INTRODUCTION | Aincrad | TVアニメ「ソードアート・オンライン」オフィシャルサイト
いやあ、ボクはこのお話が大好きでしてね。
RPG、つまり…夢とロマンが詰まった、ロールプレイングゲーム。
しかも、MMOで、そのフルダイブ型ってことはまさに、ゲームの中に入れるという、ゲーマーなら誰もが憧れる設定を盛り込んだ、最高のシステム!
だがしかし、これはただ、楽しいゲームのお話ではない。
何度も訪れる死線。
精神的な苦痛。
人間同士のいざこざ。
仲間の死。
そして、守りたい、帰りたい。帰ってまた、キミと会いたい。
そんな強い、本当に強い、優しさ。
ゲームの世界は、力こそが全て。
ステータスをどこに振るのか、レベリングや、強い装備。そんなので、簡単に強くなれる、簡単な世界。
だから楽しい。ゲームの中でなら、強くなれる。強さの形が明確で、わかりやすい。
ボクも、そんなゲームが大好きだ。
だけど、このお話ではそれだけではダメなんだ…。
つまりは、人間的な強さが求められるお話なんですよね。
だって、そこは、現実になってしまったんだから。
この物語を見ると、自分はどうなんだろうと思う。ひどくちっぽけで、よわっちくて、どうしようもない存在に思える。
ボクもあの世界に行ったら、分かりやすい強さで、誰かを守れるんだろうか。
なんて思うんですけど、多分無理ですね~。
キリトみたいにはなれない。それだけはわかる。
でも、強くなりたいな、と思えるお話だと思う。
自分の弱さとか、心の在り方というか、人間性とか。
羨ましいくらいの出会いとか。
そんなのを全部丸めて固めて形にした、そんな、最高のストーリー。
それが、ソードアートオンラインです!!
だから勿論、星5つ★★★★★!!!
何度見返しても面白いし、夢が持てるし、何なら夢を追いたくなる。
ボクの強さを、自信を、探してみたくなる。
忍耐強く、求めて求めて駆けていきたくなる。
仮想世界も、現実も同じ。
負け戦なんてしたいやつ、いる?って話で。
格好よく、生きてぇなあ。
どうせなら、得意なこと磨いて、生きていきたくなりますよね。
キリトは剣士だけど、ボクは筆と電熱ペンを武器にするかな。
さーて、アニメとは違う事を書いてしまったってことで、閑話休題。
アニメに力もらって、原作を読みふけりましょうか。
あばよ!!
単行本・最果タヒ「コンプレックス・プリズム」
ハローハロー世界。
台風の影響か体調不良にさいなまれ、それでも生きてるそんなボクは、随筆を読みましたーよ。
その随筆? エッセイ? のタイトルはこちら。
著者:最果タヒ「コンプレックス・プリズム」
発売日は2020年の3月なので、ごくごく最近発売された本。
ボクがこの本を手に取ったのも、ごくごく、最近の出来事です。
そうして、読んで、一気読みして、あるいはじっくり読んで、何度か戻って、読み返して、堪能した結果。
ただ一言思うのは、好きだな、という感想でした。
星評価をするなら文句なしの星5つ★★★★★。でも個人差はある。あるだろう。ボクは星5つだけど、他の人は違うかもしれない。
まあ、そんなことは当然なのかもしれないけれど、偏見を言うなら、多分現在50歳より下の世代が好きなんじゃないかなという印象。
つまり、若い人が好みそうな文体、という印象なんです。個人的にネ!
ハイネとか、ポーとか、中原中也とか、詩人として名高い人たちとかを過去読んだことがありますけど、最果タヒさんの文体はどれとも違う。
ものすごいわかりやすい。
気取らないというか、変に難しい比喩使ったりしない。
ドストレートで、ひねくれて、でも素直で、傷つきやすい、そんな文章だとボクは個人的に思いました。
そして、過去、自分が思ったこととか、考えていたこととか、そんな大人になったら忘れちゃいそうなこととか、否定してしまいたくなる感情とか、そういうものを掘り下げて、持ち出して、否定も肯定もせず、こんなだったって言える勇気みたいなもの。
文章だから、多分伝わってくる、そんな自分の中にも覚えがあるもの。
小さいとき、ボクもそんなこと考えてたな、ああ、あったあった、そんな感情。とか。
そういう共感を、素直に引き出してくれる。
変に飾らなくて、でもあけっぴろげという訳でもなくて、絶妙にわかりやすい、鬱屈とした文章。
ああああああああ、これは30代から下の世代からめっちゃ共感と人気を得ちゃうやつだああああああ、って感じ。
最果タヒさんてNHKのノーナレでスポット当てられてましたよね。
あれでボクも知ったんですけど。
ノーナレはどうやらU-NEXTで観れるらしいです。後で観よう。
xn--vcki1fxho24llmcg5g1w4d1xr6v0cflmzug.com
一応放送内容が載ってるサイトがあったのでリンク貼っておきますね。
気になる人は最果タヒ、ノーナレ、でレッツ検索!!
しかしまあ詩人が書くエッセイってどんなものだろうかと、思ったりしましたけど。
こんなに読みやすく、こんなに想いのままつづりましたって感じの文章に触れたのは初めてでどうしたらいいのかわからない!!
でも個人的には、この、なんていうんでしょうね。
読みやすさっていうのは、とても尊敬するところで。
初めてページをめくった時、あ、こんなんでいいならボクにも書けるんじゃない?
とかおこがましいことを思ったんですけど。
ちょっと書いてみようと思って、Word開いて一時間で難しい、と悟りましたよね。
分かりやすいって凄く難しいんだって。
自分の想いとか考えとかを書くのはひどく簡単だけど、それを伝えようとした瞬間、すごく難しくなる。
どこまでストレートに書いたものか、分からなくなる。
ちょっとでも気取ると、比喩とか言い回しが複雑になって意味わからん、になるし、ドストレートに書きすぎると引かれる気もする。
そんな絶妙なライン、狙ってるわけじゃないのだろうけど。
それが才能というやつか、と思ったりもするわけです。
誰かが、人よりちょっとでも簡単にできることが才能だよ、って言ってたし。
これはエッセイだから、詩ではないし。
詩よりも多分、非常にわかりやすいし。
なので、興味があったら読んでみるといいと思いますよーって、友達とか職場の人におすすめできる本だ。間違いない。
ちょっと傷つきやすくて、他人と自分の違いみたいなものに悩んだことがある人なら、きっと共感するところも凄く多いと思います。
ボクがそうだった!!よ!
最果タヒさん、今度はちゃんと、詩を読みたい。
実はもう本は買ってあるから今度読むね!!はは!!
あばよ!
TVアニメ「東京喰種√A」
ハローハロー世界。
今日も元気ですか、そうですか。ボクは多分不調です。
アニメは観始めたら止まらない。だからこそ、一気見できるツールって素敵だよね!!ははは!!
さて、本日観た作品はこちら。
TVアニメ「東京喰種√A」
東京喰種の第二期です!!
悲劇の物語のまさに、二週目。
制作年は前期の翌年2015年です!
今回も公式HPからあらすじを引用しますね。
人間の死肉を喰らう怪人❝喰種❞が潜む街ーー東京。
大学生のカネキは、ある事故がきっかけで❝喰種❞の内臓を移殖され、半❝喰種❞となる。
人を喰らわねば生きていけない、だが食べたくはない。
人間と❝喰種❞の狭間で、もがき苦しむカネキ。
どちらの世界にも「居場所」が無い、そんな彼を受け入れたのは、❝喰種❞芳村が経営する喫茶店「あんていく」だった。
そしてカネキは自らが❝喰種❞と人間、ふたつの世界に「居場所」を持てる唯一人の存在であると知る。
互いが歪めた世界を正すため、カネキは❝喰種❞と人間の想いが交錯する迷宮へと立ち入るが…。
ーー僕は❝喰種❞だーー
全てを守れる「強さ」を欲したカネキが取った究極の選択は、自らの人間的な部分を葬り❝喰種❞として生きることだった。
走り出してしまった決意。暴走する優しさ。
「強さ」の果てに、カネキが見たものとは…?
原作者・石田スイが紡ぎ出す、もうひとつの「東京喰種」が幕を開ける。
壮絶な第一期の物語を経て、カネキが更なる悲劇に見舞われるストーリー。
ボクは今回もこの作品には星5つ★★★★★を捧げたい!!
観ていて思うのですが、主人公カネキはいつも一生懸命で、必死で、優しくて、残酷になり切れない。そんな彼が、なぜこんな目に合うのか。
正直もの凄く理不尽だなって思うんですよ(真顔)。
でも、世の中って常に理不尽なんですよね。
東京喰種は非現実だし、設定だって明らかに創作だし、こんなことあるわけないって思うんですよ。思うんです。
でもね、根本にあるのは、やっぱりひどく現実的ってことだと思うんです。
優しい人は損をする。
世の中は不条理で、理不尽で、強者が牛耳っている。
誰かが動かなければ、圧倒的力でねじ伏せなければ、何も変えられない。
力こそが全てなんだ。
そんなことって、現実世界でもそこら辺に転がってる凄く身近な感情で、考えだと思うんです。
だから、この物語はとても人の心を掴んで離さない。
圧倒的にカネキは不幸なのに、なぜかその葛藤する様は共感を呼ぶ。
カネキに同調しながら、客観的に幸せを願ってしまう。
自分だったらこんなに頑張れないかもしれない。そんなところに力をもらえる。
原作とは違う場面も、多々見られます。
ラストなんて全然違うけど、でもそれがまたいいなあ、とボクは思う。
意見は様々だけど、最終話はボクは何回でも観たいなぁ。
グロテスクなのに、ひどく綺麗。それが喰種の不思議な魅力の一つだと強く言いたい。
作画は今回も当然のように綺麗で、OPとEDを飾るのはosterreichの『無能』と、amazarasiの『季節は次々死んでいく』……。
前期のTKfrom凛として時雨の『unravel』も凄く世界観を表していてぴったりな曲でしたが、amazarasiの『季節は次々死んでいく』も凄くよくてですね!!!!!!
切なくて、耽美で、でもどうしようもなく理不尽で、葛藤ばかりで。
そんなものをよく表してるよなあと歌詞とか見て思います。
ぜひ観て聴いてくださいね!!
曲が流れてる時の絵もいいよ!!!!!
人間社会で生きる上での人間力とか、強さとか弱さとか、本当の意味での優しさとか。
この物語はどちらかというと、舞台を見ているよう。
カネキという人間を主人公にした、本当に、物語なんだ。
この先カネキがどうなっていくのか、今後も大注目になる。確信がそこにある!!
まあ、あと一期では見られなかった、白カネキの強さ、チートさ、がかっこいい、純粋にアクションが凄いのも二期の魅力なのではないでしょうか!!
東京喰種はいいぞ!!!
ボクは大体dアニメで観ているので、映画とか配信されたらまたレビュー描こうと思います。
まあ、映画館で観たんだけどね!!
新鮮な気持ちで書きたいので、直後にこのブログはしたためたい。そんなボクのこだわり。
さてさてこんな感じで今回はお開きちゃんちゃんと閉めたいと思います。
あばよ!!
TVアニメ「東京喰種」
ハローハロー世界。
ボクは今日も今日とて他者の創作に心酔しながら過ごしています。
ああ、創作の神よ。この世に物語の才能を落としてくれてありがとう。
大変楽しく生きられるひと時を過ごせますよやっほー!
さてさて、では記録日記、記念すべき第一回目におススメしたい作品をご紹介しましょう。
TVアニメ「東京喰種」
人気作キターーーーーー!!
制作年は何と2014年。だいぶ前。6年前。
しかし制作年なんてそんなもの面白さには関係ありません!断じて関係ない!
そう!この作品に星をつけるなら…。
ボクは星5つ★★★★★を付ける!!!!!満点だ!!!!!
ボクは東京喰種をこのアニメから知りました。
実はもう全期観てますが、レビューなので一期ずつ順にご紹介したいと考えてますので悪しからず。
あ、でも記事が連なるとは限らないんだけどね!
なんせ観た順(今!ナウ!)なのでね!ごめんね!
閑話休題。
本題に入ろうか。
この物語のあらすじを公式HPから引用してご紹介しますね。
東京に潜む『絶望』。
それは、人々に『死』以上の恐怖を与える怪人ーー❝喰種❞(グール)。彼らはヒトに紛れ、ヒトを狩ったり、その死肉を喰らう。食物連鎖の頂点に君臨する❝喰種❞に怯えながら、人間たちはこの『間違った世界』を生きていた。
読書好きの大学生・カネキは、行きつけの喫茶店「あんていく」にて、リゼという少女に出会う。年齢や境遇、読書の趣味も同じということで、急接近する二人だが……。
僕は小説の主人公でも何でもない…だけど…もし仮に僕を主役にひとつ作品を書くとすればーーそれはきっと、❝悲劇❞だ。
『赫子』と呼ばれる捕食器官を用いて人間を襲い、その殺傷能力の高さから「化け物」と恐れられる❝喰種❞だが、彼らが生きる方法は、ヒトを喰う以外に存在しない。
カネキは、この歪んだ世界に疑問と葛藤を抱きながら、逃れようのない負の連鎖に巻き込まれていく。
壮絶!!
物語設定がすでに悲劇であると同時にアクション有のSFだと十二分に物語っておりますが、ボクがこのアニメで着目したいのは、作画です(真顔)。
めちゃくちゃ綺麗な作画、グラフィック、アクション、そして主人公「金木研」の声を担当する声優「花江夏樹」の演技力!!!
いや、他声優陣も凄いんですよ。
十二分に凄いんですよ。
キャラクターにしっくり合っていて、何の違和感もなく、そしてあの濃い変態力(観たら分かるあのキャラです)を見事に演じる豪華声優陣。
でもあの叫び声とかをあんなに悲痛に出せるのなんて花江さんくらいじゃね?
と思わせるほどの花江ぱうわーなんですよ。マジで。
しかし、面白い理由はそれだけじゃあありません。星五つの理由は勿論他にもある。
その一つとして、圧倒的心理描写力を感じられることが挙げられるでしょう。
グロテスクなシーン有の創作にありがちな、一方的殺戮が、この物語では存在しない。
この物語は言わば、リアルな戦争の実体験記録であり、当事者の葛藤が見事に表れた作品なのだと!ボクは!思う!!!
殺す側、殺される側。
それぞれに理由も、目的も、想いも、信念も、あるのです。
一人ひとりにしっかりと魂があり、価値があり、大切に想い、想われている人がいる。
そんな、当たり前のことを気づかせてくれるストーリー。
そして喰種全期に共通して言える、フラグ回収能力。
これだけ書けば伝わる筈だ!ストーリーがそもそも強いということが!!!
お互いを殺す、ただ淘汰する、殺される前にヤルっきゃない。そこに理由なんて要らない。そんな物語じゃないんです。
一人ひとりに、人生があるんです。
家族がいるんです。
恋人がいるし、大切な友人だっている。
喰種も、人も、何にも変わらない。変わるのは、立場だけなんだ。
そんな、切ない戦争を、現実にはない設定で描き切る。
そしてそれを盛り上げる「TKfrom凛として時雨」の「unravel」という名曲。
人気になる、その理由がそこにある……。
因みに、東京喰種は、TVアニメと、実写版の映画、舞台と様々な形で愛され制作されています。
何回かコラボカフェもオープンしているし、行けなかったけど(ギリギリと歯を食いしばる図)。
ボクだってあの不味いサンドイッチ食べてみたかった(真剣)。
漫画原作(著者:石田スイ)の世界観を壊さず、見事にアニメ化した監督:森田修平さんにはボクは個人的に拍手を送る。
なんなら、一人でスタンディングオベーションするから。
でもね、正直二期目のが好きなんですけどね。だって白カ…げふんげふん。
まあ、それはまた今度書くとしますわ。えぇ。
ストーリー性、心理描写、アクション、声優、それらに魅力を感じやすい方には大変おススメの作品です。
ただまああらすじから伺えるように、少しグロテスクなシーン(流血)が多々あるので、そこだけ注意してください。
ほのぼのとはかけ離れてます。
時々心臓がきゅっとします。
でも大変面白い。
第二期もまた観ます。
ありがとう石田スイ先生。愛してます。
さて、本日はこれくらいでお開きといたしましょう。
あばよ!