文庫本・川原礫「ソードアート・オンライン アインクラッド」
ハローハロー世界。
最近はMMORPGにドはまりして、寝食全部おじゃんにしながらプレイに明け暮れてましたよハローハロー。
いやー何でこんなにもゲームって楽しいんですかねぇ。
中毒的にハマる人間がいるってのも完全首肯しますよね。
さて、なんでそんなゲーム漬けになったかというときっちりきっかけがございます。
そのきっかけはこちら!!
文庫本・川原礫「ソードアート・オンライン アインクラッド」
発売は2009年4月。
ライトノベルの金字塔であろう、角川の電撃文庫から発売中の、この本を読んだからです!
以前TVアニメでこの作品は観ましたが、ちゃんと原作読もう、と思って購入してきましたよ。
さて、感想を書く前に、本に記載されているあらすじを引用します。
天才科学者・茅場晶彦が開発した、次世代VRMMO『ソードアート・オンライン(SAO)』。それは、クリアするまでログアウト不可。ゲームオーバーは現実世界での❝死❞を意味する過酷なゲームだった。
SAOにログインしたキリトは、生死を分かつこのVRMMOの仕組みをいち早く理解し、❝現実❞として受け入れる。プレイヤー間でゲームリソースの奪い合いとなる中、パーティーを組まない《ソロ》として浮遊城アインクラッドの最上層を目指すキリトだったが、彼に運命的な契機が訪れる。
血盟騎士団副団長、アスナ。
将来、共に生きる誓いを立てることになる少女との出会い。それが孤高の《黒い剣士》に変化をもたらしーー。
果たしてキリトは、仮想世界から抜け出すことができるのか。
これはゲームであっても遊びではない。禁断のデスゲームが、幕を開ける。
昔、それこそ発売当初に読んだきりだったので、もうほぼアニメから入った身としてカウントしてもいいかもしれないんですが…。
改めて読んで驚いたのは、アニメが忠実に原作に沿っているのだということ。
そして、とんでもなく読みやすいということ。
ライトノベルはその名の通り、軽い読み物、という認識がボクの中にはあるんですけれどね。
ほら、すごい重たい話をしないとか。
読みにくい文体ではないとか。
文豪作品のように、比喩表現が多用されてはいないとか。
その条件は、イラストとアートの差を語るが如く曖昧だとは思うんですが、でもそれでもライトな読み物だって、ボクは思ってるわけです。
でも、ライトノベルの中にも色々ありますでしょう?
何というか、ライトすぎると稚拙に見えてしまうものもあるし、お話の整合性が取れてなくて、なんだか違和感が残ってしまうやつとか。
特に現実世界のことを扱っていない、完全空想ものによくある、世界観設定の甘さみたいなもの。
だけどどうだろう。
川原礫さんが描いたこの物語に、ボクは違和感を感じなかった。
ゲーマーですらないボクにも、ゲームをしたいと思わせる強いゲーム愛が伝わってくるし。
本当に流れるように文章が入ってきて、読んでいるというより観ているって感覚なんですよ。
話し言葉も、言い回しにも、何の違和感も抱かない。
戦闘シーンなんて本来人間が右往左往する情景なんだからわけわからんことになりそうなものなのに、シンプルに書ききっている。
そう、これぞまさにライトノベル!!
読みやすくて現実には今のところない設定で、でもありそうで、中二心をくすぐられる世界観。
分かりやすく、共感のしやすい書き方。
まあ、一つ苦言を呈すとしたら、この物語の進行はものすごく速い。
アスナにキリトが惚れたのいつ?!って感じだし、なんなら美人だからか…。とか思ったりするけど、まあ、長い物語を短くするには仕方なかったか…感があるから全然よし。
この後を読んでいけば、色々わかるかも?続きが気になるね?って感じです。
この物語に個人的評価をつけるなら、星4つ★★★★です!
場面展開の速さで一つ星を下げましたが、ライトノベル好き必見、電撃文庫好きは当然として本棚に入っているような作品ですので、ぜひぜひ読んでみてください。
さてさて今回のレビューはここまで。
このアインクラッドは第1巻なので、続きを読み進めようか、別作品に浮気しつつ進めようか迷いますが、読んだらまたレビュー書くので、お楽しみに。
あばよ!!