文庫本・川原礫「ソードアート・オンライン2 アインクラッド」
ハローハロー世界。
お久しぶりでございます。
最近花粉なんて飛んじゃって、ますますお家から出ることを拒否したい、そんな夜。
長らくおめぇ何やってたんだって感じなのですが、普通にお仕事しながら、switchのソードアートオンライン欲しいな……いやホント欲しいな……と、呪詛を唱えていましたよ。
ふふふ……それもこれもキリトくんのせいにしたい!!ぞ!!
さて、そんなこんなで超久しぶりに読了した本はこちら!
文庫本・川原礫「ソードアート・オンライン2 アインクラッド」
初版は2009年8月。
不動のライトノベルの金字塔、電撃文庫から発売されている、ソードアートオンラインシリーズ第2巻!
さて今回はどんな物語なのかその感想を語る前に、本に記載されているあらすじを例の如く引用しますね!!
クリアするまで脱出不可能のデスバトルMMO『ソードアート・オンライン』 に接続した主人公・キリト。最上階層を目指す《攻略組》の彼以外にも、様々な職業や考え方を持つプレイヤーがそこには存在していた。
彼女たちはログアウト不可能という苛烈な状況下でも、生き生きと暮らし、喜び合い、そして時には泣いて、ただ《ゲーム》を楽しんでいた。《ビーストテイマー》のシリカ、《鍛冶屋》の女店主・リズベット、謎の少女・ユイ、そして黒い剣士が忘れることの出来ない少女・サチ――。
ソロプレイヤー・キリトが彼女たちと交わした、四つのエピソードを、今紐解く。
前回、つまり1巻読んだのいつ?って感じなんですが、まあ、それは脇に置いておこう。
途中全然別の本読んでたことも脇においといて。
ソードアートオンラインシリーズの第2巻に当たる今回の内容は、あらすじを読んでわかるように、サブだ!!サブストーリーだ!!
当てろ!脇役にもスポットライトを今ここに!!
的な話です。
まあ相も変わらず、キリト君がキリト君してるのはもう自明の理なので、何も言いません。
しかし、アニメではほぼ本編扱いされてた話はここだったんですねー!!
ここに書かれてたか―、というかじゃあ次はあの話かー!
と、予想してしまうのはアニメからほぼ入った身としてやっちゃういけない癖なわけですが。
最初は笑えたんです(真剣なまなざし)。
でもどうだ。
最後には泣いてる。
そう、これが川原礫マジック!(黙れ)
素晴らしく読みやすく、それでいて語彙力は優しくない。なのにどこまでもライトノベル。そんな川原礫先生の描く物語は、羨ましいくらいモテモテなのに、なんかうん、そうだね、って納得して腹落ちしてしまう蠱惑的なキャラクターの、その心理描写が素晴らしいと思う。
正直に言おう。
これSFじゃん。ファンタジーじゃん。
紛うことなきフィクションじゃないですか!
なのに、なんでこんなにリアリティがあるのか?
そこに人の心が確かに介在していて、その揺れ動く少年少女たちの葛藤が、色々な場面で上手く表現されているから、だと思うのです。
しかも今回はサブストーリー。
展開については短篇集なので、ゆっくりというか、読み切りですし。
1巻のように展開が早すぎないかいベイベー的なこともない。
語られる目線は様々で、想いも場面も様々だ。
だからこそ色んな人間関係があって、この物語の肝になる設定がバンバン露出されて、悪意も善意もあって、人はその両方を持ってるんだ、って強く意識させられる物語。
そうだよ。これこそソードアートオンラインやで!!みたいな感情を抱かせられる。
素晴らしい短篇集だったぜ。
そしてやっぱり読みやすいから超短時間で読んでしまいましたわい。
読みやすさ、面白さ、意外性、ほろり、を総合評価して、今回は星5つ★★★★★!!
この調子で3巻にも突入したいですねえ。
でも浮気もしたいんですよねえ。
仕事と折り合いつけながらそれでも本が読みたい。
読ませてほしい。
あとできるならゲームもしたい。そんなお年頃。
ではでは本日もゲームをするためにおさらばしていくぜ。
あばよ!!!!!