単行本・最果タヒ「死んでしまう系のぼくらに」
ハローハロー世界。
リアル多忙でPCが開けなかったのが悔しいよ世界!ひっさびさ!!
さあ投稿しますよ。しちゃいますよ。ボクの読書記録!
今回ボクが読んだのはこちら!!
単行本・最果タヒ「死んでしまう系のぼくらに」
2014年に発売された詩集、です!
死んでしまう系!の!ぼくら!!に!宛てた想い!!!!
つよいタイトル&テーマですね!
最近のボクのブームとなりつつある最果タヒさんの詩集ですが、今回のボクの個人的な評価は、星4つ★★★★です!
理由?
星5つつけたいけどやっぱり解釈が合ってるか分からんからだよ!!ははは!!
ここに書かれた詩の内容に素直に感じた感想は??
グロテスク or Raw
この本は実に生々しい。
孤独で、意味わからん、寂しくて、不器用で。
そんなトゲトゲした生々しい感情を、惜しげもなく書いてくれているなあと、ボクは思ったので、グロテスクで、raw。
なんでしょうねえ。こう、人から隠したくなってしまうような、そんな気持ち。
否定されるだろう、残酷な嗜虐的な気持ち。
変だって、おかしいって、言われるのを知っている孤独者たちの心の叫びみたいなもの。
その代弁、という感触でした。
そう、まさに、死んでしまう系のボクらが、想っている、隠している、感情をありのままに綴り、暴露しているような。
それでいて、一人じゃないよ、独りでもないよ、と言われているような。
そんな、仲間を見るような、ジクジクする詩なのです。
でも、そんな感情、そんなダークな気持ちを持っているってことを、うまく説明なんかできない。ボクはそう思う。
説明するにはあまりに、理解されない感情なのかもしれない。
でも、この詩はそもそもの根本をぶっ壊しにかかっている気がします。
それは……。
言葉は、伝わらなくていい。
伝える手段じゃなくていい。
音楽とか、絵みたいに、何となくのニュアンスとかでいい。
意味不明で、意味なんかなくていい。
説明のためだけに、言葉を使わなくていい。
ありのままを吐けばいい。
そう、この詩は世間に叫んでいるような気が凄いする。
別に説明なんてしなくていいんだよ!
伝えるためだけに、言葉があるわけじゃないんだ。
自分に正直であることとか。否定されることを恐れなくていいんだ!!!
キミはキミでとても自由で、かわいいよ!
っていう、そんな詩。
あれ、ボク今同じこと2回書いたね???(真顔の困惑)
いやあでも、最果タヒさんの本は毎度アーティスティックですねえ、実に。
好みですよ。好み。すっごく。
深読みして、浅読みして、回りまわって自分の思考の海にぷかぷか浮かんで、気づいたらぼーっとしてる。
そんな本。
世間に言葉の、人生の、自由を叫ぶ!!!
いい本でした!!どんどん読みたくなるね!!
ぜひ、死んでしまう系の人たちに読んでほしいです。
ではまた、レビューするそのときまで。
あばよ!!!!